The Student Life (William Osler)を読んで(1)

最初から難解な文で始まる。確かに100年前の文章である。

医学生の知識欲を評するに、シェイクスピアの「真夏の夜の夢」のセリフを被せてきた。当時の医学生にとって、シェイクスピアの文言は共通認識であったのだろう。今の日本の医学生で、より有名な「マクベス」ですら読んだことのある人は少ないと思う。

"The lunatic, the lover, and the poet are of imagination all compact"というセリフにかけて、4番目に"the student"を入れたらどうかと解く。皆、狂気があるから。医学生においては、狂おしいほどに知識に飢えているから。

ところが、ここで私は脱線してしまった。詩人の狂気とは何かと思索した。